祇園祭り④

三条通り商店街の東の果て、堀川通りに出る間際に『三條若狭屋』はあります。

この稚児餅が代表銘菓。 祇園祭りの象徴・稚児に因んだお菓子です。 通年買えますが、やはりこの時期が相応しいですね。

お菓子に添えられた由来書には『八坂神社に祇園祭りのためのお詣り(社参の儀といいます)をしたお稚児さんに、鳥居下の茶屋が振舞ったお餅を参考に作ったもの』とあります。

お稚児さんは、1番有名なのは長刀鉾の稚児ですが。 長刀鉾の稚児には、長刀鉾に乗る稚児とは別に、久世駒形稚児と呼ばれる2人も居ますしね。 (こちらの稚児2人は、八坂神社境内でも下馬しなくていい特権をもっています) 他の山鉾にも、昔は稚児が乗っていたとか聞いてますから、振舞ったお稚児さんも1人や2人では無かったでしょう。

アレンジバージョンのこのお菓子は、求肥の中に白味噌餡。 外側は氷餅(餅粉を、かき氷の氷のような、薄くてぴらぴらの状態にしたもの)をまぶしてあります。

そういや、京都の伝統由来の和菓子には、白味噌餡は珍しくないですね。

お正月の花びら餅も白味噌餡です。 宮中由来の和菓子なんですが。

私は結構好きですが、他所では見ないなぁ、、、