往年の大女優

ふとしたきっかけで(あんまりささやかすぎて忘れてしまった:笑)知った女優さん。

私は全く映画に興味がなく、殆どみないので『高峰秀子さんという映画に始まり終わった方のお名前を知りませんでした。

最近亡くなったので、特集のように本屋さんで積んであった時期がありました。 その中に、養女になった方の『母の思い出』が書かれたものがありました。 それを立ち読みしてみたことで、腰を据えて読んで見る気になったのです。

大女優であるより1人の女性でありたかった聡明な人の、自分で選べなかった人生。 戦争世代の悲哀、教育を受ける権利もみとめてもらえなかった恵まれなかった家庭環境なども見え隠れします。

それだけに、家庭が欲しかった彼女のしっかり者で小粋、料理上手な一面も伺えます。

一昔前の東京下町気質の方が、ハイカラになったらこんな感じかな?(笑)

残念ながら、彼女は女優業が嫌いだった。 でもそれでも続けて行く理由があり、やるからには全力で作品に向かいあっていたのだとはわかったのですが。 嫌いだった女優業の軌跡を見たいとは思いませんでした。

見習いたいところは、参考にして見習っていこうと思います。