子供の回想録

おやつ』は子供と切っても切れない言葉だと思う。

このアンソロジーは、明治から昭和に子供時代を送った人の『おやつ』話を集めたもの。 この本に載ってる作者のうち、1番最近の人なら安野モヨコさんかしら?? 1番古いのは、内田百閒先生のようです。 食いしん坊で知られた人、意外なものが好きなんだなと思った作者、、、 大人になってからのおやつ録も辛党のおやつ話も載っていますが。 まぁ、人様のおやつの話は面白い。

背景の、育った家庭や時代が垣間見れるからかしら? おやつのことを書くと、子供の頃の回想録になるのは老若男女を問わないようです。

ちまの懐かしいおやつは、意外と渋い(笑) 先日も載せた、すはま団子だったり、大福餅だったり。 ホットケーキも王道ですよね。 もちろん、サクマのドロップ、森永のキャラメル、かっぱえびせん、ぽん菓子などもありますが。

このアンソロジーを読んでると、大正期の人も森永のキャラメルがおやつだったんだなぁとか、思うと微笑ましい。 常々思っていましたが、戦前の日本はとても良質な贅沢を楽しんでいたことが、このアンソロジーからも読み取れます。

ちまは駄菓子屋のお菓子も食べましたけど、基本的にあまり好きではなかった覚えがあります。 買い食いが楽しかっただけなんじゃないかな。 事実、友達や幼馴染と一緒でなければ、駄菓子は買わなかった。

あなたのおやつは何でしたか?