秘密の花園⑦

フェアリーリング。 ふと、そんなお伽話を思い出した今春。 近所のスポーツ施設の芝生に、こんな輪っかがたくさんありました。 よく通る場所だけど、こんな輪っかが出来たのは初めて。

フェアリーリングって、ほんとはキノコが輪っか状に生えたものを指すらしいのですが(キノコは妖精の成れの果てなんだとか) その真ん中に踏み込んだ人間は、妖精の国に連れて行かれてしまうのだとお伽話は言います。

ここだけ草が茂って出来た輪っかも広義ではフェアリーリングに入るようですが、、、これ、小さいんですよねぇ たぶん、真ん中にはLサイズの卵一個分しか入らない(笑) 大きなものでも、たぶん入っても4個(笑)

それでも踏み込んだら妖精の神隠しに合うのかしら?? これは人間の足のサイズでは、赤ちゃんくらいしか無理だなー それとも、輪っかから足がはみ出てても構わないのかしら?? そもそも何で急にこんなものが??

不思議なフェアリーリング多発に、頭の中は疑問がいっぱい(笑)

よくよく調べてみたところ、芝生の病気の一つにこういう症状があるのだとか。 原因は、菌類。 詳しくは書きませんが、菌類が芝生の1部分を枯らすと同時に分解。 栄養過多状態になったため、芝生が枯れたところを囲んで緑が急成長。 時にはキノコも生えてくるという。 そういえば、どのリングも真ん中は土色。芝生が無かった。

その名も本当に『フェアリーリング病』と呼ばれる芝生の病気のようです。

フェアリーリング病は芝生全体を枯らすほど深刻にはならないようですが、、、 なぁんだ。フェアリーリング多発は病気のせいなのかー ちょっぴり残念な気分。 でも。 この後、フェアリーリングの周りには野の花がたくさん生えまして。 花の輪っかになりました。 それで少しはガッカリした気分も薄れた、フェアリーリングなのでした(笑)