曜変天目茶碗とは?

なんでも鑑定団という番組が『4個目の曜変天目茶碗』が発見されたと放送して、真贋論争で一部で盛り上がっているようです。

放送見ましたけど、、、うーむ(^◇^;) 虹色は確かに一部ありましたが、実に地味なあの天目茶碗を、中島先生は『曜変天目茶碗』と断じられた。 誰しもが間違いないと思える品でない分、論争は宜なるかな。

ただし、中島先生もプロの名をかける一世一代の鑑定だったと思うので、実物見ないで『贋作・偽作』というのもどうかとも思います(^◇^;) やはり、インターネット上でも『実物見ないとハッキリとは言えない』というところに行き着いてしまうようです。

そこで初めて『曜変天目茶碗』とはなんぞや?と興味が出てきたワタクシ。 インターネットで調べてみました。 この画像、2015年に大阪の藤田美術館が、東京・福岡に曜変天目茶碗を貸し出した折の展覧会ポスターですが。

くだんの天目茶碗は、このような華やかな曜変では全くない。 それは事実です。 『一碗の内に、宇宙を観る』 それが『曜変天目茶碗』なのだとしたら、あの天目茶碗は間違いなく天目茶碗ではあるけれど『曜変』とは言えない。 その意見は、ごもっともとも思えます。

先日、同じく大阪にある東洋陶磁美術館蔵の『油滴天目茶碗』をみてますが。 油滴天目茶碗は、このような華やかな色合いではありませんでしたね。 銀色の滴がみっしりな、水玉天目茶碗(笑)に、ほんのり虹が浮かぶ。 ふーん。あちこちで持て囃されているのに、実物は地味なものだなと思いましたが。 曜変天目茶碗と言われているものではなく、一段下に扱われる『油滴』と言われるものだったこともウィキで初めて知りました(笑) しかも、通年常設展示ではないことも初めて知りました。 たまたまふらりと行って、観ることが出来たのは幸運だったのですね(^◇^;)

大阪に本物の曜変天目茶碗があるのなら、一度ちゃんと見に行ってみようかと初めて思いました。

『一碗の内に宇宙を観る』ですか。 ちまにも観ることが出来るでしょうか。

それにしても。 くだんの天目茶碗が、やはり曜変であったとしても。 油滴や他の分類になる天目茶碗であったとしても。

骨董に全く興味がないラーメン屋の店主であった持ち主の、運命を変えてしまいそうな鑑定結果であったことは間違いないでしょう。 にわかに降って湧いたお宝を持て余しておられると拝察いたします。 お気の毒に、、、(^◇^;)