京都のパン屋

京都のパン消費額は、日本一だそうです。 神戸より横浜より、上。 その証拠に、人口あたりのパン屋数も多いのだとか。 実際、本当に京都市内にはパン屋が多いのです。

京都のパン屋は、基本的に支店を出すのも市内だけの場合が多く、しかも大半は個人商店。 『京都のパン屋特集』というような、雑誌や本に載ってない店も多いです。

そんな訳で、京都人は老若男女、各自のご贔屓が出来るのですが。 私の場合は、『志津屋』と『グランディール』。

画像はグランディールのものです。 グランディールは「きっと外国人が『真っ当なパン屋』を想像するなら、こんなパン屋だろうなぁ」と思うパン屋さんです。 ハード系のパンも多く、そしてそれが美味しい。 私のカンパーニュ好きは、グランディールから始まりましたから(笑) 京都人の好みなのか、白ごはんを思わせる食べ飽きない素直な味がします。 今は京都市内に4店舗。 雑誌などに載っているのを見た覚えがないので、他県の方はご存知ないと思います。 買える場所が限られていますが、お近くに行かれた時は寄って見て下さい。 フランス系パン屋ですね。

そして、志津屋。 いつだったか、確か『秘密のケンミンショー』でした。 「京都人は、熱愛パン屋・志津屋は全国にあると思っている」というお題がありましたが、、、 えーと、、、思っていると思います(笑) なぜなら、京都市内ならばたくさん買える場所があるからです。 そして、こんなに美味しいのに、よその街にはないとは想像もしていない(笑) 京都から出て、初めて『志津屋がない⁈』というカルチャーショックが待っています(笑)

志津屋は、良い意味で『町のパン屋』。 サンドイッチや菓子パンも多いです。 でも、どれもとても美味しい。 ボリュームのある、フランスパンに挟んだサンドイッチは、元々志津屋がフランス系パン屋だから。 秘密のケンミンショーで『カルネ』が有名になりましたが、どのパンも美味しいんですよ〜 こちらも、生地が白ごはんを思わせる素直な味。

神戸や岡本のパン屋のパンも食べましたが、全体的に神戸は『外国人の食べる故郷のパンの味』という感じがしました。 京都のは、どのお店も、もっと日本人の味覚が反映されている感じがします。 そして、惣菜パンも多い。 京都が『職人の町』だからだそうです。 家族総出で仕事をしているから、朝ごはんに時間がかけられない。 パン屋さんが多いのも、同じ理由だと聞きました。

古くからの洋食屋が多いのも、他県民の皆様には意外だとか。 『京都』のイメージがどんなものなのか、近すぎて私にはよくわかりません。 でも、こんな『京都の素顔』の一面も知って頂けたら嬉しいと思います。