年越し蕎麦って、、、

茂山千五郎家のおまわり』という本から画像を撮りました。 茂山家は、代々京都で暮らす狂言師の家系です。 おまわり、とは。 お巡りさんではありません(笑) 京都の言葉で、毎日の食事のおかずのことです(笑)

この本は、日々のおかずを、一年、季節や行事に合わせて編纂した茂山家のおまわり日記。 商家である杉山家のと、どう違うのかなと図書館で見つけて借りてみたのです。

その中に、この年越し蕎麦の写真が載っていました。 、、、ニシン蕎麦ですね(笑) そう。 結構な割合で、京都ではニシン蕎麦にする家庭があるんじゃないかなと思うのです。 かく言う、私もニシン蕎麦派(笑)

年越し蕎麦に入れるものは、全国的には海老が主流なのかな? もちろん、京都でも海老が主流ではありますが。 一方で、ニシンの甘露煮もたくさん売ってるのです。

普段から、身近なスーパーで、真空パックでニシンの甘露煮が売ってるのは京都だけだと聞きましたが、、、 真偽のほどは定かではありません。

京都の南座脇にある『松葉』という蕎麦屋さんが発祥という、ニシン蕎麦。 京都人には馴染みが深くて当然だというのもあるでしょうし。

そもそも。 元々の蕎麦好きを除けば、あったかいお蕎麦をほぼ食べない関西人(笑) うちでも、夏場のざる蕎麦を除けば、年越し蕎麦しか食べません。 暖かい麺類は、ラーメンかうどん。 その2択です(笑)

うちの年越し蕎麦は、海老天とニシンの甘露煮とが載った豪華版(笑) たまに甘辛く炊いたお揚げさんを乗せてみたりもする、超豪華版の時もあります(笑)

なんでもありかいっ 何でもありなんです(笑) だって、一年に一度しか食べない『あったかいお蕎麦』なんだもの!(笑)

じつは、そんなところがニシン蕎麦になる本音なのかもしれません。